2001年、代表 大籠千春が立ち上げた小さな工場です。
天然染料のみを使用し、手染めと中量生産に重きを置き、OEM(技術委託)にて生産背景を整え、作品ではなく商品としての物作りに特化した工場を目指し、小さなレシピや経験やアイデアを具体化、数値化しコストや納期設定を明確にし、マーケットにあう形にしました。
そもそも、こういった業務形態に形作った経緯は、手書きで書いていたビジュアルからデジタルへと変わった時代背景、就職につきたくても受け口が無い状況でモヤモヤと思い悩んでいた若かりし自分の体験から感じた 「生産背景の大きな“?” 」 がありました。
「色々な状況が変わっていく中で、今から何を作って行くのか?
どういった事で草木染めがまたワードローブの中に入っていけるのか?」
天然染料の面白さ、素直な美しさは言葉に出来ないなと染める度に思います。
ただ、
「どうやったらお客様に伝わるのか?
綺麗さや印象が、イメージではなく、素直な感性として作り手である私達と繋がるのか?」
「染め」を媒介としてモノを作り出しコトに落とし込んでいく事でイメージが繋がり
言わずして語る大きな木の様にと思いながら、日々お気楽に邁進している小さな工場です。